太っちょ子鬼より 白鳥神社と“朝日長者伝説”・・・
突然ですが・・・
感じます・・・・
何かを感じます・・・・
スーッと何かを抜かれるような何かを・・・・
・・・・あなたは感じませんか?
どうもこんにちは、伝説歴史オタク(自称)の人呼んで太っちょ子鬼でございます。
先日、夢大吊橋北口近くにある白鳥神社に行ってまいりました・・・。
ここの境内で、たまたまお食事をされていたご夫婦様にこんなお話をして頂きました。
『おにいちゃん、おにぎりいるかい?』
『いえ、さっき食べたばかりなので・・・ありがとうございます』
いえ、そんな話ではなく、
白鳥神社にまつわる伝説です。
それでは太っちょ風にご案内させて頂きます・・・
むかぁ~しむかし、九重高原の中心部に、浅井長治という長者が住んでいたとさ。この人は別名“朝日長者”とも呼ばれ、後千町・前千町の美田を何千人もの使用人に耕作させて、そりゃもうたいそうな贅沢三昧の生活をしていたそうだ。
ある時、お祝いの席で、長者は言いました、
『その鏡餅を的にせ~い、わしがこの弓矢で射ってやろう』
するとなんと不思議な事に、長者が射った鏡餅の的は白い鳥に変わり、南の彼方へ飛び去ってしまった。
これを期に、この土地では米がまったくとれなくなり、長者一族は没落し、そしてそれを人々は天罰とうわさした。千町の美田は、不毛の荒野と変わり果ててしまったそうだ。
その為だろうか、その昔、この地に田が無かった事から、ここ近辺の町名は『千町無田(せんちょうむた)』と呼ばれるようになったとの事だとか・・・
信じるか信じないかはあなた次第です( ̄Д ̄)ノ
追記
『風土記』というものをご存知でしょうか、
一般には地方の歴史や文物を記した地誌と言われますが、
奈良時代に地方の文化風土や地勢等を国ごとに記録して、天皇に献上させた書の事を風土記といいます。
現在、現存する『風土記』は『出雲国風土記』『播磨国風土記』『肥前国風土記』『常陸国風土記』『豊後国風土記』の5つ、
その中の『豊後国風土記』に“餅の的と白鳥の話”という内容で記述されていて、後世の人がこの記述をやや意訳して“朝日長者伝説”として伝えられています。
この話はほんの一部です。
その他に飯田高原にはその長者にまつわる「音無川」「鳴子川」「念仏水」「不断鶴」「殺生石」「青梅」「青たで」の「七不思議」が存在します。
詳しい事はまた機会がありましたら・・・
信じるか信じないかはあなた次第です( ̄Д ̄)ノ